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​美しい夜、残酷な朝

皆様お楽しみの選考理由につきましては、大方の人が知っているよう『クソ長い』ので
(自分きっしょ❤)の心得は忘れず本能の赴くまま書かせて頂きました。許してください。
これが私のパッションですよぇ~❤時々スィリアスな口調になるけど面白さとかほぼないので
​許してください……さあ、時間を潰して読むが良い。おぬしにとって良い時間となればよいが。


イラスト◆らぶやま(@L0VEYAMA003)

無断転載/保存、持ち出しは先にあった別件での無断転載トラブルがトラウマなので無しで
​お願いします。大変申し訳ございません。





STORY
売れない風俗ルポライターにして、本業はSM作家の桜椎葉(本名不明/女性作家のふりをして、
そういう層を刺激していると思われる)。作品はマニアックな層には受けているものの、それ以上は
鳴かず飛ばず。流石に内容が内容なのもあり、敬遠されやすいのと本人のスランプも相まって、
味気ない日々を怠惰にただ繰り返すよう、過ごしていた。

そんな中で、突如、高校時代に仲良くしていた『斎田』から『お前に今必要なものを用意した、
面白いものが見れるから俺についてこないか?』と謎の誘いを受ける――、

高校時代、斎田は真面目で優秀な模範生であった。成績優秀、文武両道、優等生を地で行く彼と桜は
どういう繋がりか親しくなった。神童とも呼ばれ、将来を期待されたそんな彼であったが――
斎田はどういうわけなのか、卒業後、現在は身内であった『柴山組』の実質ナンバー2、組長の右腕の
ような重役らしい。――しばらく会っていないうちにどういうわけか彼はすっかり変わってしまった。
その世界にすっかり染まった彼は、まるで初めからそこに「存在すべき存在であった」かのようにごく自然に
溶け込んでいる。そして桜は、そんな斎田の誘いに……激しく興味を持っている。これが何を意味するのか
分からないまま、桜は斎田の誘いに乗り、地下にある違法風俗『リトル・アマポーラ』へと案内される。

風俗の内容は、こうだった。未成年の売春は勿論のこと、売春しているのはどう見ても中学生に上がった
ばかりのような少年少女達、下手をすれば小学生達。そしてその酒池肉林を楽しむ客層は政治界では名の
知れた大御所・大物政治家や、テレビ等でもメディア露出の激しい有名大企業の社長、某警察本部の所長、
凶悪殺人の検事をし見事極刑へと導いた「正義の味方」、ほかテレビでは見る日はない大物アイドル、俳優、
そして芸能プロダクションの社長――各界の大物たちだ。

『相手を殺すような行為だけはNGの、他は何でもありの完全極秘の闇風俗』――彼らは多少値段をつりあげ
ようがやってくる。客足は底を尽きない――「桜は口が堅いからな。だから呼んだのさ」。

組長の柴山は見ためは若く見えるが、四十代はいっているらしい。若々しい喋り方だがその裏には狂気と
悪意を潜ませている。張り付いたような笑顔で、女を蹂躙し酒を飲ませ四肢をもぎ取り「それ」用に調教
された犬に女を犯させるショーを客に見せ手をたたいて喜んでいるような男だった。

流石の桜もこのような光景は初めて見るせいか眉根を潜めたものの、斎田が連れてきた『面白いもの』は
それらを遥かに凌駕していた。――どう見ても10歳前後のその少年は……人見知りなのか何なのか、
​慣れた相手以外にはまるで人形のように喋らない。そのことからついたあだ名は『ギニョル』。
​ギニョルは嘘か真か「死なない体質」の少年だと言う。
斎田は、このギニョルを使い、桜に「最高の小説作品を描いて欲しい」と述べる。
ネタも尽きマンネリ気味であった桜は、半信半疑にギニョルを引き取る事にするのだが……。

現実とも悪夢ともつかない――ギニョルの妖しさに誘われるよう、桜は気づけば深い闇の中へと
​墜ちてゆく。そして、その出会いは大きな悲劇の始まりに過ぎなかった。



“In heaven, everything is fine!!”
「天国では何もかもが思いどおり!」




​長い選考理由へ飛びます。覚悟しぃや。






 

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